この方の動画を見て、非常に共感する内容だったため記事にさせていただきました。
気楽に楽しもう!
楽器演奏は楽しむことが一番大切で、高い機材や高い技術がなくても、気楽に続けられるものじゃないのか?
動画では、そのことを伝えようとされています。
当たり前なようですが、意外にも見失いがちなことなのですよ。
プロは0.01%いるだろうか?
よくある質問で、「音大を出たらプロになれますか?」みたいなのがあります。
実際のデータがないので断言はできませんが、音大卒業後に、音楽活動だけで食べていける人は少ないのではないでしょうか?
ちなみに…
- 東大に入学できる人 同世代の200人に1人
- プロスポーツ選手 約1万人
というデータがあります。
ですから、もしかしたら音楽でプロになることは、東大に合格することよりも難しい可能性があります。また、プロスポーツ選手になるのと同じくらいに大変な世界に感じます。
それに対して日本で楽器を演奏する人は、1200万人いるそうですが、その中にプロ演奏家は果たして何人いるのでしょうか?
大半が趣味でやる人
あくまでも憶測ですが、圧倒的にアマチュア演奏家が多い。趣味で音楽をする人が多数派だと思うのです。
もう一度言います。音楽はアマチュアで趣味で楽しむ人が多数派なはず?です。
しかし、やめてしまう人がたくさんいます。矛盾していませんか?
引退する世界
生涯できる楽しみなはずなのに、音楽をやめてしまう人が多く存在します。具体的には…
- 子供の頃に楽器を習っていたが、今は弾いていない。
- 学生時代は吹奏楽部だったが、卒業と同時に引退しました。
- 若い頃バンドをやっていたが、社会人になったから辞めることにした。
引退する人が、本当にたくさんいます。
楽器をやめる人がとても多い!
なぜだと思いますか?
ストイックにやれますか?
これは、(日本人の)楽器演奏に対する姿勢がストイック過ぎるからでしょう。真面目すぎます。
SNSを覗いても…
- 毎日これを繰り返す!
- こうしなければならない!
みたいな厳しめな意見や、教材で溢れています。
確かに毎日やれば上達できます。
音楽は奥深い世界です。
しかし仕事を持ち、家庭を持ち、忙しい人にストイックな練習は続けられるでしょうか?
厳しい考え方は負担にならないのでしょうか?
社会人なら平日は仕事をして、早く帰宅できれば夜に楽器を楽しむ。休日に楽器を楽しむ。それならば可能です。挫折しません。
毎日ストイックに修行みたいな練習。訓練。これを継続できる人って、非常に少ないです。難しいです。
プロとアマの定義が曖昧なのが、楽器の世界です。プロを目指している人と、アマチュアを分けて考えられないのでしょうか?
無理だから引退します!
という考えに繋がります。
気軽に続けられる
一番最初に戻りますが、音楽は誰にでも気軽に楽しめるもの。
しかし、考え方を間違えてハードルを上げたら、いつか息切れします。
また講師の方たちには、そのレッスン内容では、たくさんの挫折者を生むことになるのではないか?社会人には無理じゃないの?そう感じる内容を見かけることがあります。
まるで選ばれた人にしかやれないように、ハードルを高くしているように感じます。無意識に。
機材に関しても、高額な機材を使わないといけない!みたいに思わせてしまう空気が、特にSNSにはあります。これでは富裕層の人にしか、楽器が楽しめなくなってしまいます。
実際は、そんなことはありません。実際には、安価だけどプロが使う物と遜色ない機材がたくさんあります。楽器演奏は、誰にでも気軽に楽しめる趣味なのですよ。
まとめ
音楽は本来なら、気軽に誰にでも楽しめるもの。
生涯続けられる趣味であります。
しかし、挫折してしまう人たちが多い。
そこには考え方の問題があります。
プロを目指すならばストイックな努力は必要です。しかし、趣味なら話は別です。
楽器を嗜む人の99%以上が趣味で楽しむアマチュアなのですから、音楽に携わる人たちの意識も、それに合わせても良いはず。
もう少し、気楽でリラックスした姿勢でもオッケーじゃないか?そう思います。
音楽は誰にでもできる、生涯続けられる趣味なのです!