アマチュアはゆったり長く

今回は、自分の経験から「長く続くアマチュアバンド」について書きます。

 

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アマチュアバンドはジャンルを選ぼう! - SNSに書けないベース戯言集

 

マチュアバンドとは?

まずアマチュアバンドの定義です。

プロ(商業音楽家)を目指さない人。趣味で楽しむことを目的に考えている人たちを、この記事の中では指します。

 

一線を越えた人たち

マチュアバンドをわざわざ定義する理由は、アマチュア(趣味)の一線を越えている人たちがいるからです。

 

音楽、バンドの場合には、プロのライセンスがあるわけではなく、境界線が曖昧なため定義しております。

 

具体例

一線を越えた人たちの具体的な例を挙げます。

  1. 上手くなることを目的にする人
  2. メンバーに厳しく指摘する人
  3. ノルマのあるハードな活動頻度

 

もちろん、こういう考えを否定するわけじゃありません。アマチュアの範疇を超えているから、アマチュアバンドに参加すると継続が難しい。更にはバンドを解散に追い込む可能性があるという話です。

 

上手くなることを目的にする人

どうせやるなら良い演奏をしたい!

上手くなりたい!

当然です。よく理解しています。

 

ただ、上達と評価を目的にするのは、アマチュアの場合には離脱者を生むリスクを背負います。むしろ、そういった意識の高い人は、プロ志向のバンドに参加すべきです。

 

マチュアはあくまでも、趣味や余暇活動でバンドを楽しむグループです。目的は息抜きやストレス発散、仲間との交流を楽しむことです。

 

メンバーに厳しく指摘する人

バンド活動をしていると必ず出会うのが、ダメ出しおじさん(おばさん)、指摘マン。

 

意識が高く、プライドも高め。「上手くなること」「評価されること」を目的としているから、どうしても辛口になってしまうのです。

 

こういうタイプの人も、アマチュアバンドじゃなくてプロを目指すべきです。バンド活動をする目的が違うのです。きっと、どこまで行ってもアマチュアでは物足りない。プロを目指すべき。

 

ノルマのあるハードな活動頻度

例えば…

毎月(隔月)ライブ!

月に2〜3回スタジオ練習!

集客はメンバー1人がお客さん15人以上!

みたいなバンドを時々見ます。

 

これって、社会人や家庭を持つ人にはめちゃくちゃ厳しいと思います。

 

仕事が忙しく毎日残業。家族との時間もままならないのに、スタジオ予定を無理して合わせなければならない。嫁には嫌な顔をされる。

 

ライブもノルマも多すぎて続けられなくなる。不景気で給料も横ばい。子供、親の介護、ローンなど色々お金も必要。なかなか、しんどい。

 

メンバー脱退、活動休止、解散になる王道パターンです。

 

息抜き

意識高い人、指摘マンが間違っているわけではなく、そもそもが考え方がプロ志向なのです。マチュアバンドでは難しいだけなのですよ。

 

マチュアバンドを楽しむ人たちは、日頃の仕事や生活を忘れて楽しみたい人たち。単刀直入に言えば、ストレス解消の娯楽なのです。

 

そんな場に、真顔で仕事のように厳しい話や、スキルアップを目指しなさい!という指摘やら、営業ノルマやらが登場したら…醒めてしまいます。

 

そんな厳しいこと要求されるなら続けられない。もう脱退します!

趣味にまでノルマを求められるのは勘弁して!…みたいになるわけです。

 

長く続くバンド

私が知っている長く続くバンドの実例を上げます。

  1. 幼なじみバンド
  2. 飲み友バンド

 

幼なじみバンド

高校の同級生で組んだバンド。それが…30年以上続いている!

 

途中、仕事や家庭の事情でお休み期間があったけど、その期間も連絡は取り合い、一緒に食事に行ったり飲みに行ったり。

 

このパターンのバンドを3組知っています。一つは、私自身がドラムの助っ人で参加したことがありましたが、家族的な暖かさがありました。

 

飲み友バンド

私が今参加しているバンドです。

元は職場の3人組からスタート。最初はバンドじゃなく、カラオケ行ったり飲みに行ったりの間柄。

 

その中の1人が、プロ活動をしているバンドマンで、何の気なしに毎月スタジオに入ることに。それが3年続いて、リズム隊をメンバー募集。2年前にドラムが加入して、1年前に私がベースで加入させていただく。

 

今は毎月スタジオ→飲み会。

メンバーは仲良く、雰囲気も良く。

バンマスはプロ活動をしているけど優しい。

長く続くバンドの典型例です。

 

続けなければ意味がない!

結局のところ、アマチュアバンドって何よりも人間関係が一番なのですよ。

 

技術向上とか他人の評価とかは二の次です。

しかも、人間関係が音に出るから不思議です。

人間関係が大切です。

そして継続することに意味があります。

ゆったり長く。

 

良いバンドになるかは、目的ではなく結果なのでしょう。