今回は、使いこなせない人が割と多い「ベース用マルチエフェクター」についてです。
最初にお断りしておきますが、
- 私は基本的にベースを歪ませない人間
- ZOOMのマルチエフェクターが対象
となります。
その上で参考になりましたら幸いです。
アンプ直結の補正
私は、アンプ直結が一番良い音だな!と感じる派の人間です。
ですから、エフェクターは次の用途で使用しています。
- ペダルチューナー
- ノイズを減らすこと
- コンプで整える
- アンプ
- イコライザー
ペダルチューナー
アン直の人はチューニングを…
- クリップチューナーで合わせる
- 耳で合わせる
このどちらかでしてます。
私自身は、クリップチューナーだけで行くのは少し心配です。特にムスタングベースは、チューニングがシビアなのです。
そして、耳でチューニング出来るような音感がありません。「Aちょうだい!」みたいに耳で合わせられたら良いのですが…できません。そのため、マルチをペダルチューナーとして使用しています。
ZOOM B1 fourに内蔵されているチューナーは、精度も良く、また視認性や操作性も良いため気に入っています。
ノイズを減らすこと
パッシブのムスタングベース、プレベを使用しているため、ノイズゲート、そしてバッファーとして使用しています。
「ZNR」というノイズゲートは、非常に優秀で重宝しております。
コンプで整える
私はベースがあまり上手じゃないため、コンプに助けてもらっています。ピッキングの音量がムラになるのを補正するためです。
特にワンピックアップで暴れん坊なプレベ、ムスタングベースですから、ピッキングの粗が見えやすい。バンドメンバーに迷惑をかけないように、コンプをかけて整えます。
アンプ
ベースマンを味付けに使ってます。
あんまり音が変わらない程度にゆるくです。
イコライザー
プレベ、ムスタングベースのEQおよびブースターとして使用しています。
特にムスタングベースは低域がめちゃくちゃ出るため、ローカットをします。
歪み系は使わない
以上ですが、いわゆる歪みエフェクターをバンドでは使いません。
ベースを歪ませると音の芯が無くなります。
これはマルチじゃなく、サンズアンプやダークグラス、MXRとかでも同じです。好みの問題ですが、私は使わないです。
潔く、一種類だけ
曲によってエフェクターを使い分けたり、途中でブーストしたりみたいなことはしません。
それをやれる余裕がありません。
ピック弾きと指弾きで音を変える
曲によってピック弾きと、指弾きで音を変えています。
マルチエフェクターは、指弾きに合わせてイコライジングをしています。ピック弾きの時は、ベース本体のトーンを絞っています。
ライブ時の外音
D.Iに直接繋ぐライブの場合も、上記のセッティングで行きます。細かい音色は、PAさんにお任せします。
私みたいな素人がごちゃごちゃ音をいじるよりも、ライブハウスのPAさんの方が音作りが上手だからです。
つまり、ほとんどアンプ直結の人と変わらない感覚です。エフェクターは補助でしか使っていません。
音痩せ
私は、アンプ直結の音が一番良いと思う人間です。マルチに限らず、エフェクターを通すと音質劣化、音痩せする様に感じます。
また不自然に感じます。
厚化粧より、すっぴん派みたいな感じです。
欲張らないこと
マルチエフェクターを「使いこなせない」「音が良くない」と感じる人は、きっと欲張っていると思います。
歪みを二重に掛けたり、コーラスとか色々使えるだけ、山盛りに設定しているのではないでしょうか?
そこまでこだわる人、音色を変えたい人は、マルチではなく、エフェクターボードを用意した方が間違いないです。
なぜマルチ?
理由は前述した通りですが…
- 基本アン直派で補助に使いたい
- 荷物を少なくしたい
- セッティングに時間かけたくない
- 自分より主役(ボーカルやギター)に目立ってほしい
こういった理由です。
プリアンプやら、コンパクトエフェクターを買いあさった結果、「自分には必要ないな?」と悟りました。
以上ですが、次回は具体的なセッティングを紹介させていただきます。