よくあるケースに、ベースが聴こえない問題があります。
- 埋もれて音が聴こえない!
- 抜けない!
これは単純に、音量が小さいとかではありません。ベース本体やエフェクターも関係ありません。
こんなに音量が出てるのに、なぜ埋もれる??
これらはベースに問題があるわけではなく、以下の原因が考えられます。
- ギターが被る
- 位相が反転している
ギターが被る
実は、ベースが抜けないのは帯域被りである可能性があります。
よく考えてみてください。
- ベース単体では、めちゃくちゃ聴こえる
- 大きな音が出ている
それなのに、なぜベースが埋もれるのか?
原因は、他の楽器がベースの音をマスキングしています。
特に同じ弦楽器のギターが、ローをめちゃくちゃ出してるみたいなケースでは、ベースと帯域が被ってマスキングしてしまいます。
また、楽器の多いバンドもベースが埋もれやすくなります。ベースが得意な音域に他の楽器が被さってしまいます。
これがベースが埋もれて聴こえない原因です。
決して、
- 機材が悪い
- エフェクターが悪い
- 弾き方が悪い
わけじゃありません。
原因のほとんどは、他パート(特にギタリスト)の音作りにあります。
位相が反転している
これはギターとベースの位相が逆になってる場合に、音が打ち消し合ってマスキングしてしまう現象です。
特に歪み系のエフェクターに、逆相になる物があります。
例えば…
ベース→アンプ直(正相)
ギター→歪みエフェクター(逆相)
この場合…
逆相になってるギターに打ち消されて、ベースは埋もれてしまいます。
ベースが埋もれる時には、ギタリストさんが逆相になっている可能性もあると考えてみてください。
ベースがどんなに良いプリアンプ使っても、ブーストさせても、弾き方を変えても、ギターに負けて埋もれます。
次は、なぜベースがギターに負けるのか?です。
低い音は遅い
音速自体は、音程(周波数)が変わってもスピードは変わりません。
ただ、高い音は速く、低い音は遅く聴こえるという伝達速度の差が生まれます。
音域の高いギターの音が先に聴こえて、遅れてベースの低音が聴こえる。そうすると人の耳にはベースの音が聴き取りにくくなるのです。
ベースが聴こえるバンド
ベースがハッキリ聴こえる場合には、ボーカルもハッキリ聴こえる傾向があります。逆にベースが埋もれる場合、ボーカルも埋もれています。
理由は、抜ける周波数が共通しているのだと思います。
このことからも、一緒に演奏しているメンバーの音作りがベースの抜けに影響している可能性が高いです。
解決するには?
ベースをマスキングしてしまう音を下げてもらう。具体的には、ローカットです。
ギタリストさんに、ローを絞ってもらうだけで解決します。
割り切ること
ただ、なかなか「ギター下げてください」「ローをカットしてください」みたいに言えないですよね?
言わない方が良いでしょう。
だから、スタジオでは「こんなもんなんだ」と割り切る。諦めた方が無難です。
間違ってもエフェクターを買いまくったり、機材沼にハマらないように。ベースには問題ないです。アンプ直でも大丈夫なくらい音は出ています。
PAさんに任せよう
ライブでは、PAさんがしっかり調整してくれますから大丈夫でしょう。
間違っても、他パートに対抗して爆音で鳴らすとかをしてはダメです。そのままで良いのです。
楽器が爆音のバンドは、ボーカルがぜんぜん聴こえなくなります。
ボーカルが聴こえないバンドも、アマチュアあるあるなのです。