ベース(ギター)を弾かない時に…
- 弦を緩めるか?
- 緩めないか?
これも頻繁に論争になりますが、
論争になること自体が、おかしいですね。
楽器を保管する環境や、個体差がありますから。
心配なら緩める!
これが正解だと思います。
湿度が高い日本の場合、楽器を保管する環境をキープするのは至難の業です。 楽器店みたいに、湿度管理が完璧な環境とは違うのです。
それを「緩める必要ない!」みたいに言い切るから、問題になるのですよ。リペアマンの大半が、弦を緩めることを勧める人が多いのも事実なのです。
要するに、環境や個体差によって答えが変わります。
目的が違う
これって、エフェクター必要か?
アンプ直結か?
と本質が同じです。
どちらも間違いじゃない。
目的が違うのです。
ハイ起き、波打ち、ねじれ
さて、ネックに生じるダメージについて書きます。
弦を張れば張力で順反り方向に力が掛かります。問題なのは「ハイ起き」「波打ち」「ねじれ」です。

順反りはトラスロッド調整で直せます。
逆反りは、珍しいケースです。
ハイ起き、ねじれはトラスロッドでは直せません。
リペアが必要になります。
経験談
私は、これまで25本のベースを購入しました。そのうち15本くらいは、ハイ起きしてしまいました。中には波打ちもあります。
考えられる原因は、どの楽器も「弦を緩めない」対応をしてきたこと。早い楽器は購入してすぐにハイ起きしました。
安いから良くないわけではなく、20万円で購入したフェンダーもハイ起きしました。購入した楽器店に保証対象になるか?と持ち込みました。
解答は、「ちゃんと弦を緩めて保管しましたか?これは保証の対象外になります。有償の修理になります」と言われました。フェンダーの代理店に問い合わせした解答と店員さんには聞きました。
仕方ないため、リペア屋に持ち込みました。リペア屋さんも「弦のテンションに負けた」と説明してくれました。 すり合わせのリペア後、必ず弦を緩める様に説明を受けました。
リペア屋にて
以下は、フェンダーのアメプロが入院した時に聞いたお話です。リペア屋さんの名前は伏せますが、名前を聞いたら皆さんが知っている有名な店です。
- ベースは構造上、反りやすいです
- ハイエンドでも安物も関係なく反ります
- リペアに持ち込む人の大半が弦を緩めない人
- クセが出る(反り)を待って、指板修正、フレット打ち直しを繰り返すのもあり
- 張りっぱなしの人は年1か、半年に一度は擦り合わせしてください
- 張力の弱い弦を使用した方が楽器に優しい
- 一番手軽な対策は、毎回弦を緩めること
弦を緩める方が間違いないという見解でした。
YouTubeにて
こちらのリペア屋さんも、弦は緩めるべきだと話されています。

私自身が、弦を緩めなかったために、(リペアが必要な程度に)反らせてしまいました。ですから、今は緩める派です。
緩めるデメリット
それでは、弦を毎回緩めるデメリットを考えてみます。
それは、すぐに演奏できないこと一択じゃないでしょうか?緩めることで故障するリスクは、ほとんどないと考えます。
緩めた方が安心
一方、弦を緩めない派の人もいます。
私は彼らを否定しませんが、なぜなのか?緩めない派の人たちは、緩める派を否定しようとする傾向を感じます。どうしてなのでしょうね?
要するに…
- 楽器に負担をかけたくない人
- 初心者で楽器の管理方法がよくわからない人
- なるべくリペアに出したくない人(節約)
そんなタイプの人は、緩める方が安心です。
一音下げ
私の場合、「一音下げチューニング」で緩めています。
弦はロトサウンドのフラットワウンドを使用しています(2024/11/25現在)
失敗も経験
弦を緩める、緩めない。
はっきり言って、どうでも良い話です。
わざわざ揉めるのは、バカバカしいですよね。
乱暴な意見ですが、私みたいに弦を緩めなくて、思いっきりネックを反らす経験も勉強だと思います。波打ちで再起不能になりました。
経験することが一番です。
楽器によって違う
また売る人は、楽器によっては張力に負けてハイ起きする個体があることを、正しく説明する必要があると思います。
実際、弦を緩めずに保管したためにネックにトラブルが発生する。こんな事例がめちゃくちゃあります。
先に紹介したYouTubeのリペア屋さんや、私がリペアに出しているお店などは、非常に良心的。「弦を緩めてください」とアドバイスしてくれます。
逆に…
「緩めなくて大丈夫ですよ!」
これは誤解を呼びます。
この言葉を信じて、何本も楽器を反らせてしまったからこその意見です。
このバッカスも…「緩めなくて良い」という主張の楽器屋さんで購入した物です。
2度と、このお店では購入したくありません。
緩めた方が安心な楽器の方が多いのです。