緩めた方が安心

ベース(ギター)を弾かない時に…

  • 弦を緩めるか?
  • 緩めないか?

これも頻繁に論争になりますが、

論争になること自体が、おかしいですね。

楽器を保管する環境や、個体差がありますから。 

 

心配なら緩める!

これが正解だと思います。

 

湿度が高い日本の場合、楽器を保管する環境をキープするのは至難の業です。 楽器店みたいに、湿度管理が完璧な環境とは違うのです。

 

それを「緩める必要ない!」みたいに言い切るから、問題になるのですよ。リペアマンの大半が、弦を緩めることを勧める人が多いのも事実なのです。

 

要するに、環境や個体差によって答えが変わります。

 

目的が違う

これって、エフェクター必要か?

アンプ直結か?

と本質が同じです。

どちらも間違いじゃない。

 

目的が違うのです。

 

ハイ起き、波打ち、ねじれ

さて、ネックに生じるダメージについて書きます。

 

弦を張れば張力で順反り方向に力が掛かります。問題なのは「ハイ起き」「波打ち」「ねじれ」です。

f:id:J1Pqsr:20241125083145j:image

順反りはトラスロッド調整で直せます。

逆反りは、珍しいケースです。

ハイ起き、ねじれはトラスロッドでは直せません。

リペアが必要になります。

 

経験談

私は、これまで25本のベースを購入しました。そのうち15本くらいは、ハイ起きしてしまいました。中には波打ちもあります。

機材沼!(1) - SNSに書けないベース戯言集

 

考えられる原因は、どの楽器も「弦を緩めない」対応をしてきたこと。早い楽器は購入してすぐにハイ起きしました。

バッカスは弱い… - SNSに書けないベース戯言集

 

 安いから良くないわけではなく、20万円で購入したフェンダーもハイ起きしました。購入した楽器店に保証対象になるか?と持ち込みました。

 

解答は、「ちゃんと弦を緩めて保管しましたか?これは保証の対象外になります。有償の修理になります」と言われました。フェンダーの代理店に問い合わせした解答と店員さんには聞きました。

 

仕方ないため、リペア屋に持ち込みました。リペア屋さんも「弦のテンションに負けた」と説明してくれました。 すり合わせのリペア後、必ず弦を緩める様に説明を受けました。

 

リペア屋にて

以下は、フェンダーのアメプロが入院した時に聞いたお話です。リペア屋さんの名前は伏せますが、名前を聞いたら皆さんが知っている有名な店です。

 

  • ベースは構造上、反りやすいです
  • ハイエンドでも安物も関係なく反ります
  • リペアに持ち込む人の大半が弦を緩めない人
  • クセが出る(反り)を待って、指板修正、フレット打ち直しを繰り返すのもあり
  • 張りっぱなしの人は年1か、半年に一度は擦り合わせしてください
  • 張力の弱い弦を使用した方が楽器に優しい
  • 一番手軽な対策は、毎回弦を緩めること

 

弦を緩める方が間違いないという見解でした。

 

YouTubeにて

こちらのリペア屋さんも、弦は緩めるべきだと話されています。

f:id:J1Pqsr:20241125134419j:image

- YouTube

- YouTube

私自身が、弦を緩めなかったために、(リペアが必要な程度に)反らせてしまいました。ですから、今は緩める派です。 

 

緩めるデメリット

それでは、弦を毎回緩めるデメリットを考えてみます。

 

それは、すぐに演奏できないこと一択じゃないでしょうか?緩めることで故障するリスクは、ほとんどないと考えます。

 

緩めた方が安心

一方、弦を緩めない派の人もいます。

私は彼らを否定しませんが、なぜなのか?緩めない派の人たちは、緩める派を否定しようとする傾向を感じます。どうしてなのでしょうね?

 

要するに…

  • 楽器に負担をかけたくない人
  • 初心者で楽器の管理方法がよくわからない人
  • なるべくリペアに出したくない人(節約)

 

そんなタイプの人は、緩める方が安心です。

 

一音下げ

私の場合、「一音下げチューニング」で緩めています。

 

弦はロトサウンドのフラットワウンドを使用しています(2024/11/25現在)

 

失敗も経験

弦を緩める、緩めない。

はっきり言って、どうでも良い話です。

わざわざ揉めるのは、バカバカしいですよね。

 

乱暴な意見ですが、私みたいに弦を緩めなくて、思いっきりネックを反らす経験も勉強だと思います。波打ちで再起不能になりました。

 

経験することが一番です。

 

楽器によって違う

また売る人は、楽器によっては張力に負けてハイ起きする個体があることを、正しく説明する必要があると思います。

 

実際、弦を緩めずに保管したためにネックにトラブルが発生する。こんな事例がめちゃくちゃあります。

 

先に紹介したYouTubeのリペア屋さんや、私がリペアに出しているお店などは、非常に良心的。「弦を緩めてください」とアドバイスしてくれます。

 

逆に…

「緩めなくて大丈夫ですよ!」

これは誤解を呼びます。

この言葉を信じて、何本も楽器を反らせてしまったからこその意見です。

 

このバッカスも…「緩めなくて良い」という主張の楽器屋さんで購入した物です。

バッカスは弱い… - SNSに書けないベース戯言集

2度と、このお店では購入したくありません。

 

緩めた方が安心な楽器の方が多いのです。