ピックガードマウント対策

ムスタングベース、ブロンコベースのピックアップは、ピックガードから吊るす様に取り付けられています。

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エレキギターストラトキャスターと同じです。

 

ムスタングベース

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ブロンコベース

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ピックガードに、ピックアップがついています。

 

特徴

ピックガードマウントの特徴は以下の通り。

  1. ピックアップの下に空洞がある
  2. ピックアップが揺れる

この二つが色々と問題に繋がります。

 

ピックアップの下に空洞がある

ピックアップを避けるように、ボディにザグリがあります。この構造のため、ちょっとしたセミアコみたいな現象が起こります。

 

この特徴は、利点から言うと丸みのあるアコースティックな太い音色を生み出します。

 

しかし、問題の方が多いです。

ハウリングです。

空洞があるため、共鳴するのです。

また、ピックガードを叩く音。

手が当たった音まで拾います。

 

ピックアップが揺れる

薄いピックガードから吊るされている…

ピックガードが揺れる。

演奏時にピックアップに振動が伝わりやすい。

ピックアップが揺れます。

 

弦とピックアップの両方が揺れますから、ベースの場合、音がボヤけます。ハウリングと合わさって倍音が増えて音が太くなる。結果、輪郭のない丸い音色になります。

 

対策

この現象への対策は、至って簡単です。

それはスポンジを詰めること。

ピックアップ下と周りを、スポンジを使って埋めます。

 

画像はブロンコベース。

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ピックアップマウントされる部分の下側を、メラミンスポンジなど柔らかいクッションで埋めます。

 

画像の様に、ピックアップの真下に来ますが、配線などを圧迫して断線しない様に気をつけてください。メラミンスポンジなら、柔らかくて大丈夫です。

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対策は以上です。

 

簡単な方法ですが、効果は高いです。

空洞を埋めることで、音がタイトになります。