フジゲンは素晴らしい!

これまで紹介して来たように、色々な楽器を取っ替え引っ替え…使用してきました。

 

その上で、品質と価格ともにバランスが良く、楽器としても最高に素晴らしいと感じたメーカーがフジゲンです。

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フジゲン

日本を代表する楽器メーカーです。

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フェンダージャパンを作っていたことで有名ですね。

フジゲン MI事業部 オフィシャルサイト トップページ

 

私がムスタングベースと共に、バンド活動で使用している楽器がこちらです。

 

Neo Classic NPB100MAH

おそらく、フジゲンを代表するネオクラシックシリーズ。その中のプレベタイプです。

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ボディがアッシュ、指板がメイプルのベース。

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このナチュラルカラーが、一周回って大好きです。

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実は過去にジャズベースも所有していました。

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とても良い楽器で、手放すんじゃなかったと後悔しているベースです。

 

品質が良い

とにかく組み込みが、丁寧に作られています。仕事がめちゃくちゃ綺麗です。

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ネックが素晴らしく、しっかりしています。

剛性が高いのか、ガッチリした安心感。

そして、フレットの打ち方が綺麗です。

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YAMAHAフェンダーはバリだらけなのですが、フジゲンはバリどころか引っかかりが一切ありません。指板もネックも滑らかで、綺麗な木材が使用されています。ポジションマークは暗い場所で光る素材が使われています。

 

ボディにしても、木目が綺麗です。

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私のプレベはアッシュなのですが、木目が良い!

 

同じくらいの価格のフェンダーYAMAHAバッカスなどと比較しても、フジゲンの方が圧倒的に良いです。

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10万円あたりのベース(ギター)の多くは、海外製で品質の怪しい物がほとんどです。しかし、フジゲンは日本製です。

 

パーツもGOTOH製を使用。ピックアップも素直で扱いやすい。電装品の半田や取り付けも丁寧。

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文句なしです!

※↑ロゴも個人的には好きです。悪くないよ?

 

工場の動画

フジゲンの工場を紹介した動画があります。

いくつか載せます。

- YouTube

 

- YouTube

 

- YouTube

 

弾きやすい!

不思議な弾きやすさを感じます。

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たぶん、ネックの剛性が高く安定していること。ネックや指板の仕上げが丁寧で滑らかであること。フレット端の処理が綺麗であることなどが関係しています。

 

木工の技術がフェンダーYAMAHAバッカスよりかなり格上です。

 

例えば、フェンダー(USA)はフレットがかなり雑に打ち込まれ、バリがあります。ネックも新品でもまっすぐじゃありませんでした。良く言えばアメリカンでワイルド。実際には、リペアしないと使いにくいです。

 

それからヤマハはバリだらけで、怪我をしそうでした。めちゃくちゃ品質が悪く、世間の評価がステマじゃないかと疑うレベル。

 

バッカスは、ネックが華奢なのが弾いていて感じます。めちゃくちゃ振動します。油断するとハイ起きします。

 

フジゲンは、そういった問題が全くありません。

 

安い!

これだけ素晴らしい品質の楽器なのに、13万円(2024年現在)。

 

ハイエンド工房が同じ楽器を作ったら、たぶん30万円くらいの販売価格になるはずです。

 

なぜ安いのかは…

設備とOEMで得たノウハウ。

製造業としての管理が上手いのだと思います。合理的で無駄がないのでしょう。

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自動化した設備を使って、効率良く生産することで安くなる合理的な生産システムが出来ています。

 

フジゲンがOEM

実はフェンダージャパンだけでなく、フジゲンが作っていた楽器はたくさんあります。

 

 

フェンダーと比較して

フェンダーは良くも悪くもアメリカン。購入してからも手がかかります。

 

私のムスタングベースは新品で購入しましたが、リペアに出しています。

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ノイズ対策、ナット交換、ピックアップと電装パーツ全交換に出しています。

 

もちろん、そのまま使えなくはありませんが、今一つ未完成な感があります。

 

それがフジゲンにはありません。

 

ぶっちゃけ、フジゲンを選んでおいたら迷わない。無駄遣いもしません。演奏だけに集中できます。

 

フジゲンを選ぼう!

たぶん、フジゲン持っていたらバンドで困らない基準を満たしてます。

 

当然、プロがお仕事にも使える品質。

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フジゲンは素晴らしいです!

 

アマチュアバンドの現実

今回は真実なのだけど、少し夢のないお話を書きます。

 

マチュアバンドとは?

ここでいう、アマチュアバンドとは?楽しむことを目的とした趣味のバンド活動をしている人たちを指します。

 

ライブ出演の現実

みなさんはライブに出演する上で、一番大切なこと…分かりますか?

 

  • 良い演奏をすること
  • 楽しいステージにすること

 

もちろん、それもありますが…

お客さんを呼ぶことです!

 

これはアマチュアであっても、プロと同じです。

ライブハウスは、お客さんが来ないと成り立たないのです。

 

ライブ出演=お客さんを呼べること。つまり集客力が大切になります。

 

…ここからは、ちょっと飛躍した話になります。

 

プロのバンドは300人だとか1000人は普通にお客さんを呼べる集客力があります。ですから、街にある大きなライブハウスを満席に出来ます。

日本武道館なら1万人。

ドームなら5万人。

お客さんを呼べる集客力があります。

(なければ出演できない)

 

しかし、アマチュアで100人お客さん呼ぶのは…なかなか至難の業だと思います。

 

例えば、メンバーがそれぞれ5人ずつ友達を呼んだとして、20人から30人集客できたら良い方じゃないでしょうか?

 

そういった現実もあり、小さなライブハウス、カフェやバー規模のお店が活動の場になります。

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集客力

もちろん、アマチュアでも集客できる人もいます。いわゆる人脈を持ってる人。お仕事柄だったり、友達がたくさんいて、お客さんを呼べる人もいます。

 

  1. お客さんを呼べないバンド
  2. 満席にできるバンド

 

お店を経営する立場なら、どちらを出演させたいでしょうか?

 

これがポイントです。

 

小さな会場

そんなわけで、アマチュアバンドが出演するのは、比較的小さなライブハウス、カフェ規模の会場が向いていることになります。

 

小さなハコは、いわゆる大きなステージとは音響事情が違ってきます。

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特に、ドラムとベースは大きな影響を受けます。

 

ドラム

小さな会場では、ドラマーは音量セーブする必要性に迫られます。

 

小さなステージでは、ギターもキーボードもベースも音量を下げなければなりません。当然、ドラムも音量セーブすることになります。

 

しかし!ドラムにはボリュームがついてないため、演奏技術で音量を下げなくてはなりません!

 

…これが、なかなか難しいのですよ。

爆音を鳴らす何十倍も大変です。

 

ベース

ベースは、大きなライブ会場ではステージ上のアンプではなく、PAから出る音が客席に届きます。

 

PAさんが調整した音が客席に届きます。

 

これが小さな会場、特にカフェ規模のお店になると、ステージ上にある小さなベースアンプの音が直接お客さんに届きます。

 

仮にPAから音を出していても狭いですから、ステージ上のアンプの音が客席に届くのです。

 

ですから、足元に大量のエフェクターを並べる人は…ほとんど見たことありません。半分くらいはアンプ直結じゃないでしょうか?

 

このあたりが、ネット情報と現実で差があるところです。

 

また、ベースだけが頑張って音作りしても、ギターやドラム、キーボードとのバランスが取れなくなります。やたらとベースだけが目立ってしまったり、ボーカルを邪魔する音になってしまいます。

 

そもそもが、相方のドラマーが音量セーブすることで苦戦しているわけです。

 

これを支えられるような、余裕あるどっしりしたベースを弾いた方が、バンドは良くなるのではないでしょうか?

 

以上ですが、会場の規模によって、音作りに対する考え方も機材も変わってしまいます。

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武道館やドームでライブする人を参考にしても、あまり意味がないことは理解していただけたと思います。

 

のんびりが一番

以上ですが、アマチュアバンドがライブする上でも、集客問題やら色々な壁が待っています。なかなか簡単には行きません。

 

ですから、ライブをしたい!

大きなステージに上がりたい!

と、はやる気持ちを抑えて、無理なくのんびりと活動する方が良いと個人的には考えます。

 

集客のストレス

無理なく、ストレスを感じずに集客できるなら、ライブ出演をガンガンやることには賛成です。

 

しかし、メンバーの1人でも負担に感じる人がいるならば…ほどほどにするが吉です。

 

集客ノルマは、なかなか精神的にキツイです。楽しいバンド活動が苦しくなる。ストレスになってしまう破壊力があります。

 

そして、メンバー脱退。

バンドは解散。

短命に終わってしまいます。

そんなバンドをたくさん見てきました。

 

そんなことよりも、もっと大切なことが目の前にあると考えます。

 

人のご縁です。バンド仲間と出会えたご縁です。アマチュアバンドの価値って、本当は人との縁じゃないだろうか?そう考えます。

 

 

以上、夢がないけれど大切なお話でした。

バンドと弾いてみたは、音作りが違います。

ネットの時代になり、情報が溢れかえってます。

 

これは…良いこと悪いこと、諸刃の剣です。SNSの情報が間違っていることが多いからです。エレキベースの場合も同じで、何が正解かが分からずに混乱してしまう。

 

今回は音作りについて書きます。

 

SNSで流行りの音作り

YouTubeSNSで紹介されている音作り。あれはいわゆるSNS映えする音作り」です。生演奏のバンドとは違う目的の音作りです。

 

実際、YouTubeなどで弾いてみた動画を公開されている方たちも、バンド活動では音作りを変えています。

 

マチュアバンドで必要な音作り

スタジオでは、アンプはフラットで良いんじゃないかと思います。

 

もしベースがうるさく感じたら、アンプのローを下げる。これで大丈夫。

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ベースとが聴こえない時は、ギターです。ギターのローを下げてもらえば、ベースが聴こえる様になります。

 

同様にボーカルが聴こえない時は、ギターのミドルを下げてもらう。

 

※ただし、なかなかギタリストさんに注文をつけにくいですよね?ライブでは、PAさんが音を調整してくれますから任せましょう。

 

基本はアンプ直

マチュアバンドなら、特殊なジャンルじゃない限り、アンプ直結で通用します。下手にエフェクター通したりするより、アンプ直の方が良い音が出ます。

 

もし足元におくならば、チューナーです。そして音圧を上げるエフェクター一つで十分です。プリアンプですね。マルチでもオッケー。

 

ライブでは、PAさんがコンプを掛けたり、ミキサーで音のバランスを整えてくれます。アマチュアはプロに任せた方が上手く行きます。

 

弾いてみたの音作り

これはバンドの音作りと真逆の考え方になります。アンサンブルではなく、ベースがいかに派手に目立つか?が目標となります。

 

エフェクターで派手な音を作ってください。ベースが主役ですから映える音作りをしましょう!歪みエフェクターで、カッコ良い音にしてください!

 

ネットで紹介される音作り

ネットで有名な人たちが紹介する音作りは、弾いてみた用の音作り。2番目に説明したベースが映える音作りです。

 

これをすると、確かにカッコ良い音になります。ベース単体で映えるためのセッティングです。

 

しかし、バンド演奏ではダメな場合が多いです。ここは重要なポイントですから、誤解しないようにしてください。

 

バンドで必要なベースの音作り

マチュアバンドの大半は、ボーカルが主役のポップスやロック系になります。

 

その中で、ベースやドラムは脇役。縁の下の力持ちになります。ボーカルやギターより目立つ、派手な音を出すことは…マイナスになります。

 

ボーカルが聴こえなくなる。ギターが聴こえなくなるなどです。

 

また、メンバーからベースが聴こえにくいのも問題があります。特にドラマーから聴こえないベース。これは基音をしっかり鳴らすことで解決されます。

 

音作り的には、SNSで紹介される音とは真逆のセッティングになりますが、本来はこちらが主流でした。ベースらしい地を這うような低音。芯のある音です。

 

最後に

音楽に正解不正解はありません。

ですから、間違いとしている音作りが必要なら、それもまた正解です。

 

ただネットの時代になって、いわゆる派手な音作りをするベーシストさんが多くなりました。2000年くらいまでは、エフェクターを使わないベーシスト、ピック弾きのベーシストが多かったです。

 

これは音楽の変化というよりも…

  • 映像で見せるか?
  • 生演奏のライブで聴かせるか?

この違いだと思います。

目的が違うのです。

 

今流行りの音作りは、映像配信向きの映えるベースであることは間違いありません。

 

マチュアバンド、ライブ活動している人の多くは、今でもアンプ直結の人が大半を占めます。 指弾き、スラップする人がほとんどいません。ピック弾きの人がたくさんいます。

 

後は、自分自身がどちらを目的とするか?

それだけのことでしょう。

どのベースを買えば良いのか?

SNSYouTube動画を見ても参考にならない。

誰も語らない「真実?」を書きます。

 

結論!

フジゲンです!

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フジゲンを選べば、困らないと思います。

理由は以下の通りです。

 

フェンダータイプ

世の中の大半の楽曲は、プレベジャズベで演奏できます。特にジャズベースは万能です。

 

マチュアが趣味で弾いたり、バンド活動するだけならば、フェンダータイプのパッシブ4弦ベースを持っていたら困ることはありません。

 

なぜフェンダータイプが良いか?

それはバンドに馴染むからです。

カッコ良い派手な音がする楽器は、ベース単体で演奏するには良いのですが、アンサンブルで浮いてしまいます。

 

バンドの中でベースは、裏方で縁の下の力持ち。

主役を食ってしまう派手な音よりも、地を這うような地味な音の方が馴染みます。

 

マチュアバンドの大半は、プレベジャズベをアンプ直結で、音作りは完成してしまうことが多いです(特殊なジャンルを除く)。

 

6万から12万円

この値段は目安です。

 

円安の影響で、今(2024年)なら12万円あたりでしょうか。

 

これくらいの金額を出せば…見栄を張らなければ、ぶっちゃけバンド活動で一生困らない性能のベースが手に入ります。

 

20万円〜30万円くらいの楽器は…中途半端。10万円台のフジゲンに負けてしまう楽器が多い現実。フレットの処理が雑だったり、ノイズ対策や電装品が良くなかったり、値段の割にイマイチな楽器がたくさんあります。だから、あまりオススメできません。

 

フジゲンは、10万円の楽器で上記がクリアされています。さすがの日本製です。

 

30万円以上するハイエンドは、いわゆる嗜好品。弾いてる人の所要欲を満たす楽器です。演奏を聴くお客さんには、あまり違いが分かりません。

 

ブランドは?

具体的には…

  1. スクワイヤー(実売6万くらい)
  2. フジゲン(実売7万〜)
  3. 日本製フェンダー(実売10万〜)

どれかを選択したら良いでしょう。

 

スクワイヤ

過去に記事にしてますので、ご覧ください。

Squierは、めちゃくちゃオススメ! - SNSに書けないベース戯言集

なぜか日本では評価が低いのですが、スクワイヤーはめちゃくちゃ良いです。プロでも使える品質です。

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予算がなければスクワイヤー一択です。

 

逆にバッカスYAMAHAはオススメしません。アイバニーズも良いのですが、バンド活動を目的ならフェンダータイプが無難です。弾いてみたの人ならば、フェンダータイプ以外の楽器も良いと思います。

 

フジゲン

イチオシはフジゲンです。

フジゲンは日本製で非常に品質が良い楽器です。

後で紹介する日本製フェンダーと互角か、それ以上の品質なのに安いです。ブランドを気にしないならオススメ。

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島村楽器が販売するHistoryはフジゲン製です。コスパが良くオススメです。探すと、特価で売られています。

 

日本製フェンダー

10万円をオーバーしますが、予算があれば日本製フェンダーがオススメです。

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フジゲンと互角レベルの作りをしています。ダイナ楽器が作っています。

 

楽器としての安心感があります。

メキシコ製はカスタムする前提の楽器。

アメリカ製は粗さが目立つため扱いにくい。日本製の方が実は品質が格上です。

 

ネットでは?

ネットの世界では、私が紹介する楽器ではなくて、以下の製品が勧められています。

 

 

バッカスヤマハはやめよう

今売られてる人気モデルは…酷い品質です。

特にバッカス。ネックが弱い。

過去記事をご覧ください。

 

逆にスクワイヤーは、感動するレベルで品質が良いですから、バッカスヤマハを選ぶならば、騙されたと思ってスクワイヤーを買ってください!損はさせません。

 

しかし…!

なぜかスクワイヤーではなく、バッカスヤマハが評価される。

…大人の事情。ステマです。

圧倒的にスクワイヤーの方が良い楽器です。

バッカスは弱い… - SNSに書けないベース戯言集

ヤマハの真実? - SNSに書けないベース戯言集

 

中国製はイマイチ。

中国製は、やっぱり今でもイマイチです。

検品、品質管理がいい加減なんですよ。

同じ海外製でもインドネシア製は品質が非常に良いです。

 

ですから仮に10万円出すなら、日本製を選びましょう。

フジゲンです!

フジゲン、特にhistoryなら値引きされて10万円で買えますから、お買得。

 

日本製で品質は最高です。ハイエンドモデルに引けを取らない楽器が、10万円で買えてしまいます。

 

なぜSNSで紹介されないのか?

それは大人の事情による情報操作。

ぶっちゃけファイナルアンサー。

フジゲン製の楽器があれば、プロでも使える。

十二分です。

 

ハイエンドベース

ハイエンドベースは嗜好品です。お金に余裕があって、どうしても必要とする方が選べば良いと考えます。

 

前述したフジゲンと比較してめちゃくちゃ良いか?と言えば、実用上そこまで違わない。楽器としての機能は変わらず、付加価値が増えるだけです。所有欲が満たされます。

 

値段の差は、小さな工房で少数ロットゆえに生産コストが高くなります。かなり割高になるのです。

 

バンド活動で使う楽器としては、スクワイヤー、フジゲンや日本製フェンダーで十分だと思います。お金に余裕ある人は、ハイエンドを選んだら良いだけです。

 

ビンテージ

ビンテージはバンドで使う楽器としては不向きで、コレクションする楽器じゃないか?と個人的に考えます。

 

あちこち劣化していますから、使うにはリペアが必要。しかし、リペアしたら一気に価値が下がります。つまり、修理したらビンテージの価値がなくなる。そのままにしておくしかない。

 

私がビンテージを使用した場合、いつトラブルを起こすか不安で持ち出せないです。自宅で眺めて楽しむ楽器にします。

 

マチュアバンドの現実?

最後にアマチュアバンドの経験がない方のために、補足させていただきます。

 

マチュアバンドの場合と、プロやプロ志向のバンドで機材事情や活動事情がかなり変わります。

 

プロの意見は話半分で聞いてください。レースで勝つことを目的にする人と、快適なドライブを楽しむ人の差くらい、別のジャンルとなります。

 

ほとんどのアマチュアバンドやってる人は、月1ペースくらいでスタジオで練習をします。みんなお仕事忙しいのと、予定を合わせられるのが月1が精一杯なんですよ。

 

スタジオへは大半が電車移動。よほど地方じゃない限り、ベースをギグバッグに入れて、電車で移動します。

 

だいたい土曜日か日曜日。満員電車でギュウ詰めな日もあるし、雨降りの日もあります。他のお客さんは遠慮なく楽器にぶつかるし、平気で足が当たったりします。雨にも濡れます。

 

スタジオに入ってからは大急ぎでセッティング。終了時は駆け足で片付け。狭いから、あちこち楽器をぶつけます。ギグバッグに急ぎでベースを押し込んで退室。

 

終了後には、飲み会したりするバンドも多いです。もちろん、楽器を置く場所もなく、ぶつけるし倒れる場合もあります。

 

最後に酔っ払って帰宅。

楽器はそのまま翌日までギグバッグの中。

 

楽器にとって過酷な環境となります。

 

高価な楽器、ラッカー塗装の楽器を持ち歩くのは、なかなか勇気がいりますね。必ず傷がつきます。

 

ぶつけたり、雨に濡れても平気な頑丈で実用的な楽器。最強だと思います。楽器も道具です。

 

 

以上、誰も語らない真実?でした。

 

 

 

 

弦を長持ちさせる裏技

リペア屋さんから聞いた話では

ベース弦の寿命は… 2週間!

らしいです。

なかなか短命ですね…。

 

確かに金属の劣化速度であったり、70キロくらいの力で引っ張ることを考えたら納得です。

 

しかし…ベース弦は高い。

2週間で交換は厳しいです。

 

延命措置対策

そこで気づいた裏技ですが、弦の劣化を抑えるために、フッ素のコーティングをしています。

 

あれこれ試した結果、弦専用として売られているシリコンじゃなく、フッ素に辿り着きました。

 

フッ素は金属の滑りを良くします。

 

クリンビュー601

私が使用しているのは、601です。

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これは油ではなく、フッ素が使われているスプレー。ホームセンターなどで500円以下で買えます。

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使い方

使い方は、ただ弦に塗布するだけです。

指板につかないように気をつけてくださいね。

私はこんな道具を使います。

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スプレーして…

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弦に塗るだけ。

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これをすると、弦の摩擦抵抗が減ります。

 

弦の劣化も防止できて、更に弾きやすくなる。

なかなか良いと思いませんか?

 

※自己責任でお試しくださいね。

 

 

ヤマハの真実?

今回は、SNSなどで評判の良い「ヤマハ」のエレキベースエレキギターの品質について語ります。

 

ヤマハ製品を厳しく酷評しますが…日本の楽器メーカーを代表するYAMAHAさんに頑張ってほしいことが真意です。

 

ネジが折れています!

画像は、BB234のペグを取り付けるネジです。

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よく見ると、すべてのネジが変形しています。

一番左の1本は、完全に折れています。

 

実はネジが折れて、埋没したのを取り出しました。

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取り出す方法は、ネジの周りにドリルで穴開けしてほじくり出す大手術です。保証対象外だったため、自分でリペアしました。

 

この症状は、今回だけじゃありません。

同じくYAMAHAのTRBX604は裏のフタ部分が折れていました。上位機種のBB734Aも、234同様にペグのネジが折れてました。

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3回も続くなんて!たまたまハズレだった…では済まされない事実です。このことをヤマハにお伝えしました。

 

ヤマハの返答

YAMAHAに問い合わせたところ…

  • ネジが折れる事例がない
  • 保証対象外

という返答でした。

 

折れる木ネジがヤマハの品質基準です。

あれだけ変形したら、折れます。

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ネジ折れは保証対象外

仕方がないため、前述したように埋没したネジの回りをドリルで穴開けして、折れたネジを救出。穴をパテで埋める手術をしました。

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なぜ、新品でこれをやらねばならないのか?

これがYAMAHAなのか!?

疑問と同時に悲しくなりました。

 

フェンダー一強の理由は、ここにあります。

 

ネジが弱い!

事例がないそうですが…明らかに、弱いネジが使用されており、手で簡単に曲がります(笑)

 

超能力はありません!

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私は、非力な一般人です(笑)

握力も権力もありません。

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なぜ曲がる?

ふにゃふにゃな木ネジでコストダウン!

鋳物ですね。

 

これは、約10万円するBB734Aも全く同じ品質でした…!

 

もしかしたら…最上位機種のBBPもこれかも?

 

ヤマハのベース、エレキギターを購入された方は、ネジに気をつけてください。簡単に折れます。折れてなくても交換しましょう!

 

ネジ穴がバカになってます!

安い楽器あるあるかもしれませんが、パーツを止めるネジ穴がバカになっています。

 

これも所有した三機種全部同じです。

 

ノイズに無防備!

PJベースだから仕方ないかもしれませんが、ノイズが半端ないです(苦笑)

 

特にアクティブのBB734Aは、アクティブをオンにすると…

ノイズ増幅スイッチか?!

くらい、ノイズが増えます。

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私には、パッシブ、フロントピックアップのみでしか使えませんでした。アクティブは邪魔なだけでした。

 

TRBX604も、トーンをかなり絞らないとノイズが気になって使えない楽器でした。アクティブがノイズを増幅させています。

 

嘘だと思う方は、SNSで検索してみてください。アンプに繋いだらノイズが酷くて困ってる人がたくさん出てきます。

 

なのに…ユーチューバーや有名人には高評価?の不思議な製品です。大人の事情を察しました。

 

フレットバリだらけ!

フレットの端がバリだらけです。

 

同価格帯の他社製品と比較すると…

みたいな感じです。

 

バリの多さナンバーワン!(笑)

 

木工は良い!

悪い部分ばかりではありません。

木材の品質はピカイチで良いです。

安い楽器なのに、良い木材を使用しています。

 

結果として、ネックの状態も良いです。

音も(ノイズがなければ)素直で良いです。

 

ですから、アコギはヤマハがオススメです!

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対策

ヤマハのベース(エレキギター)を購入したら…

  1. ネジ交換
  2. 電装系交換

この二つを慎重に行えば、使える楽器になります。

 

ネジは折れやすいですから慎重に!

ポット、ジャック、配線を全交換してください。

ピックアップは、お金掛けたくない人はシールディングを。予算ある人は、EMGにしてしまうことをオススメします。

 

バッカスは?

バッカスは、ヤマハより卒なく作られていますが…

ネックがめちゃくちゃ弱い!

です。

 

実は、バッカスを4本所有しました。

4本とも、半年経たないうちにハイ起き。

ジョイント部あたりから反りました。

ローステッドについて - ムスタングベース友の会!

たまたまハズレかもしれませんが、こんなにネックが華奢なベースは、バッカスだけです。

 

スクワイヤーは?

ちなみにスクワイヤーでは、ヤマハバッカスみたいな欠点はありませんでした。

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  • ネジは斜めに入っていても丈夫で折れてない
  • ノイズ対策されている
  • バリが全くない
  • 作りが良い
  • ネックコンディション抜群

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この価格帯の楽器なら、ダントツでスクワイヤーをオススメします!デザインも音も良いです。

 

なぜヤマハの評価が高いのか?

一時期SNSで有名な人たちが揃って、ヤマハのギターを「めちゃくちゃ良い!」と宣伝したことがありました。2020〜2022年くらいでしょうか?コロナ禍です。

 

やたらとインフルエンサーみたいな人に、評判が良いヤマハのエレキ楽器。

 

私は…

ステマじゃないの?

と考えています。

 

例えば、ドラマーの女の子がプレゼントされていたり、やたらと芸能人や有名人に配っている(プレゼント)事実があります。

 

実際に手にしたら分かります。

そこまで良くないです。

まだ華奢なバッカスの方がマシ。

スクワイヤーの足元に及ばない品質です。

 

ただ不思議なくらい、日本ではスクワイヤーよりヤマハの評価が高いです。宣伝活動が上手くいっている証拠です(笑)

 

実力で頑張ってください!

ヤマハの技術力は楽器に限らず、本気を出したら世界に通用するはずです。

 

しかし、フェンダーに圧倒的に負けています。

国産ならフジゲンやダイナ楽器より下の品質。低いレベルになっています。

 

もったいないです!

せっかく大企業の強みを活かせるのに惜しい。

 

余計な付加価値はいりません。

有名人に配る宣伝活動もいりません。

基本的なことです。

 

  • 壊れない部品を使う(折れにくいネジ)
  • ノイズ対策をする(買ってすぐ使える)
  • 品質管理を本気でやる(値上げしても良い)

この3点を強化すれば、フェンダーより上に行けるメーカーです。

 

ヤマハの中の人が見ていましたら、ぜひスクワイヤーをバラして研究してみてください。ヤマハに足りない部分が揃ってますから。

 

スクワイヤーは箱から出して、そのままセッションできる品質です。プロが使える楽器です。

 

まとめ

3〜5万のベースを買うなら…

スクワイヤー一択です!

品質がヤマハバッカスより格上。

 

10万円代のベースなら…

日本製フェンダーダイナ楽器

フジゲン

です。

 

YAMAHAはリペアできる人にしか、オススメできません。

 

 

バッカスは弱い…

最近、安い楽器に使われる様になった「ローステッドメイプル」「 カーボナイズド・メイプル」。私も1本持っていますが、疑問に思うことが多いです。

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ローステッドネックに異変

先月くらい、ふとネックに違和感…。

またか?

と嫌な予感が的中!

 

ハイ起きしていました…。

 

ハイ起きとは?

写真に写らないので、図を紹介します。

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右上の状態です。

ハイポジションから反ってしまう症状です。

 

私のジャズベースは、15フレあたりから起こりつつあります…。

 

原因は、ネックの木材が弱いからです…。

弦の張力に負けて、ジョイント部から折れる様に反ってしまうのです。

 

本当に強いのか?

ローステッドメイプルは、本当に強いのか?

疑問に感じます。

逆にあまりに品質悪いから、加工するしかないんじゃないか?と邪推してしまいます。

- YouTube

 

ネックが弱い…

実は、このメーカーの楽器は4本所有していました。過去に持っていた楽器すべてが、ネックが弱かったです。

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ねじれを起こすやつまでありました。

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このブランドが弱いのか?

たまたまハズレに遭遇したのか?

よく分からないです。

 

ただ言えることは…

4本ともネックが弱かった事実。